明確なストレス因に反応して、その始まりから3か月以内に情動面または行動面の症状が出現することで診断されます。抑うつ気分を伴うもの、不安を伴うもの、両者が混合するもの、素行の障害を伴うもの、情動と素行の障害が混合するもの、特定不能のものに分類されます。さらに、正常な死別反応は除外され、ストレス因やその結果が終結した後、症状は6か月以上持続することはないとされているため、症状の持続期間に応じて、遷延性抑うつ反応や気分変調症などに診断名が変更されることがあります。また、経過中に抑うつエピソード(うつのページもご覧になってください)の基準を満たし、うつ病と診断されることも少なくありません。