醜形恐怖症
外見に関する強迫的な思い込みがあり、鏡で頻回に外見を確認したり、過度な身繕いをしたり他人と比較したりします。自分の体を大きくしたいという考えに囚われる、筋肉醜形恐怖という病型もあります。原因はよくわかっていません。形成外科や皮膚科で医学的処置を受けても満足の得られる結果となることは殆どないのですが、かといって精神科を受診されることは少ないです。SSRIが有効な場合があります。
抜毛症
繰り返し毛髪を抜き、他人が気付く程度の脱毛に至る疾患です。抜毛をやめようと繰り返し試み、抜毛する前は緊張感が高まりますが、抜毛する時には解放感や満足感が得られます。どのような機会に抜毛が生じているのかを学び、より有害性の低い別の行動へと変化させるハビットリバーサルという行動療法や、SSRIによる薬物療法を行います。