社交不安障害
人前で話す、他人の前で字を書く、レストランで食事をするといった他者から観察される可能性のある状況において、自分の振る舞いが他者から否定的な評価を受け、恥ずかしい思いをするのではないかという著しい恐怖が生じる疾患です。恐怖が公衆の面前で話したり動作をしたりすることに限定される、パフォーマンス限局型という病型もあります。
全般性不安障害
特定の状況に対して不安が生じる訳ではなく、学校や仕事、健康など、生活全般のことが気になり、過剰な不安が起こる日の方が起こらない日より多い状態が、少なくとも6か月間持続する疾患です。落ち着きがない、疲れやすい、集中できない、イライラする、筋肉が緊張する、眠れないといった症状も伴います。いずれの病気も治療はパニック障害に準じます。呼吸法や漸進的筋弛緩法といったリラクゼーション法も症状の軽減に有効です。